一般的な物件より殺人物件の買取価格は安いのか
一般的な物件と比較して、殺人物件の買取価格は安いのでしょうか。
これはもちろん何にでも例外はありますので、100%全てのケースで当てはまるとは言いませんが、常識的に物を考えればそれが事実です。
そもそも殺人物件とはその部屋の住人が他人によって殺害されてしまったような事例を指します。
これは心理的瑕疵と呼ばれるものの一つになるのですが、要するに人間の感情で物を考えた場合に、他の条件が同じであればあえてそのような部屋に住みたいと思うでしょうかということです。
奇特な人も中にはいるかもしれませんが、普通の人の答えは決まっています。
つまり、条件が同じであれば何も好き好んでそのような物件を買いたいという人はいませんから、条件面で妥協する必要があります。
既存の物件で条件を妥協するとなった場合、これまた他の手段が皆無とは言いませんが、一般的に言えば変えられるポイントは値段ということになるわけで、安くなってしまうのは致し方のないことです。
殺人物件は買取前に原状回復が必要?
思わぬ災難で殺人事件が起きてしまったアパートやマンションは、売りに出しても噂が広まり、そこの場所を購入してくれる業者なかなか見つからないのが現状です。
また賃料を格安にしてもその事件の規模にもよりますが、新たに入る入居者を探すのも一苦労です。
そのような状況で殺人物件のオーナーになってしまった方は、今後どうすれば良いのか悩んでいる方も、多いのではないでしょうか。
実際に殺人物件については、基本的には痛々しい現場を特殊清掃を依頼し、原状回復してから競売にかけるのが普通ですが、中にはその分価格を安くする代わりにそのままの状態で買取りしてくれる専門業者があります。
そのような業者は割安で買い取りをして、その後リフォームするなどして新たに売り出す差額で儲けを出しているので、かなり値段は安くなってしまいますが、どうしても買い手がつかないような物件であれば、最終手段でそのような専門業者に依頼するのも一つの手として、考えておくのも良いでしょう。